福島第一・第二原発の使用済み核燃料プールから、地震の影響で溢水
2月 14, 2021 20:45 Asia/Tokyo
福島県沖を震源とする13日土曜夜の強い地震の影響で、福島第一原子力発電所の5号機と6号機の使用済み燃料プールから水があふれました。
日本の報道各社が14日日曜、東京電力の発表として報じたところによりますと、同日福島第一原発の5号機と6号機の原子炉建屋にある使用済み核燃料プールの近くに、水たまりが見つかっており、これは13日土曜の地震でプールからあふれ出たとみられています。
また、福島第二原子力発電所の1号機でも、使用済燃料プールからの溢水が確認されたということですが、東京電力の話では、いずれも建屋外への流出はなく、外部への影響はないとされています。
なお、加藤勝信官房長官は今回の強い地震を受けて会見し、東京電力福島第一原発については状況を確認中、福島第二原発と東北電力の女川原発(宮城県)については異常はない、と表明しました。
また、「午後11時半時点で東北電力管内で9万戸、東京電力管内で86万戸が停電との報告を受けている」としています。
さらに、「政府は対策本部を設置し、菅義偉首相から早急に被害状況を把握し、災害応急対策に全力で取り組むよう指示があった」と語りました。
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