ガザの妊婦5万人・子ども90万人が悲惨な状況に
12月 26, 2023 15:49 Asia/Tokyo
ガザ地区にあるパレスチナ保健省のカダラ報道官が、「ガザでは、180万人が暮らす各住宅地が壊滅的状況に陥っており、5万人の妊婦が全く医療ケアを受けられずにいる」としました。
パレスチナのサマー通信によりますと、カダラ報道官は、「シオニスト政権イスラエルが行うガザ攻撃での殉教者は2万674人、負傷者は5万4000人超となっている」と述べました。
その上で、「ガザではこの24時間に、シオニスト政権によって25件の虐殺が行われ、新たに250人が殉教、500人が負傷した」としました。
続けて、「同政権の攻撃ではこれまでに、医療関係者が311人殉教し、救急車も102台破壊されている。また、141の医療施設が攻撃を受け、23の病院と53の診療所が機能停止しているほか、医療スタッフ99人が拘束された」と説明しました。
そして、「イスラエル政権はガザ北部で、そこに住む80万人が医療サービスを受けられなくなるよう、各病院を意図的に攻撃している」と指摘しました。
また、「ガザでは、180万人が暮らす各住宅地が壊滅的状況に陥っており、そこにいる90万人の子どもたちは、飢え、貧血、消化器疾患、皮膚疾患などの危機に直面している」と強調しました。
さらに、「それらの住宅地にいる5万人の妊婦は、水や食料がなく医療ケアも受けられない中で暮らし、1日あたり約180人が、このような非人道的環境で出産に至っている」としました。
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