ガザ、火炎と流血の2年間;世界の沈黙の中で返答されない叫び
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シオニスト政権イスラエルによるガザ地区への攻撃は、同地区の住民に15の根本的な危機を引き起こしました。
(last modified 2025-10-14T11:08:55+00:00 )
10月 14, 2025 20:07 Asia/Tokyo
  • ガザ地区のパレスチナ人の子供たち
    ガザ地区のパレスチナ人の子供たち

シオニスト政権イスラエルによるガザ地区への攻撃は、同地区の住民に15の根本的な危機を引き起こしました。

この2年間に及ぶイスラエル政権によるガザ攻撃は、同地区住民にとって15の重大な危機を引き起こしました。これらの危機は前代未聞の組織的な大量虐殺という枠組みで発生したもので、その目的はガザ住民への圧力行使および、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスに対する降伏強制、パレスチナ人を強制的に追放することでした。

第1の危機は広範囲にわたるジェノサイドであり、これにより7万6000人以上が殉教または行方不明となり、約16万9000人が負傷しました。これらの負傷者の多くは、一生涯にわたる障害を負っています。第2の危機は、食料、水、そして生活必需品の深刻な不足です。

第3の危機は、医療サービスの崩壊と深刻な医薬品不足です。地区内の病院は閉鎖され、患者は最も単純な医薬品さえ入手できません。第4の危機は、広範囲にわたる住宅の破壊と、居住不可能なテントでの生活を強いられることです。第5の危機は、地区外からの衣類、靴、燃料といった生活必需品の搬入禁止により、日常生活が混乱に陥っていることです。

第6の危機は、車両の破壊と燃料不足による運輸・交通危機であり、人々は荷車や家畜に頼らざるを得なくなっています。第7の危機は、病人や負傷者でさえもガザ地区外に出られないという状況です。第8の危機は、経済の破壊と人々の収入源の喪失であり、人々は家財道具を売却したり、親戚に助けを求めたりせざるを得ない状況に陥っています。

第9の危機は、銀行・金融機関の閉鎖と現金が入手できないことです。第10の危機は、政府システムへの攻撃により、廃棄物の収集や下水道のなどの公共サービスが不足していることです。11番目の危機は、通信とインターネットの深刻な弱体化により、家族の連絡手段やビジネスが混乱していることです。

12番目の危機は、学校や大学における教育活動の完全な停止であり、学生の勉学に壊滅的な影響を与えています。13番目の危機は、完全な電力供給の停止および、限られた発電機に依存している状態です。14番目の危機は、シオニスト政権イスラエル占領軍に支援された組織による人道支援物資の盗難です。そして、15番目の危機は、ガザ地区自体が南北に分断され、家族間の連絡や行き来が遮断されていることです。

こうした一連の危機は、ガザ地区における壊滅的な人道状況および、戦争と封鎖がこの地区の住民の日常生活に及ぼしている広範な影響を如実に物語っています。

 


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