シリアのISISの占領地において、子供の臓器が略奪
(last modified Mon, 21 Nov 2016 11:04:40 GMT )
11月 21, 2016 20:04 Asia/Tokyo
  • シリアのISISの占領地において、子供の臓器が略奪

シリア北西部イドリブ州の子供たちが、臓器の摘出を目的にテロ組織によって拉致されています。

シリアのニュースサイト、ダマス・ポストは21日月曜、「イドリブ州の子どもたちは、訓練目的でテロ組織ジェイショル・ファトフに連行されなくとも、臓器の摘出を目的にこの組織に誘拐れる危険に晒されている」と報じています。

ジェイショル・ファトフは、タクフィール派のテロ組織ヌスラ戦線系列のテロ組織とされています。

この武装テロ組織は、イドリブ州の中心都市イドリブ近郊地域で、車両による巡回を行い、子どもを誘拐してその臓器を摘出し、、国際マフィア組織に売却しており、それによって収入を得ています。

イドリブ近郊の地域の住民の多くが、子どもの誘拐の増加により恐怖感をつのらせていますが、それは2週間前にイドリブ近郊の10の地域で幼児や青少年が身元不明の人物らに誘拐され、行方不明となっていることによります。

イドリブ北部の国境都市サルマダの情報筋は、レバノンの新聞アルアフバールのインタビューに対し、「ジェイショルファトフは、イドリブ近郊各地に検問所を設け、子どもを誘拐した人々は問題なく通過させている」としました。