シリアで、アメリカのミサイル攻撃以来テロリストによる停戦違反が多発
4月 10, 2017 19:23 Asia/Tokyo
先週金曜、アメリカがシリアをミサイル攻撃して以来、シリアではアメリカとサウジアラビアの支援を受けたテロリストがこれまでに何度も停戦に違反しています。
シリアでは、昨年12月30日からシリア側の代表としてのイランやロシアと、そしてテロリスト側の代表を務めたトルコの合意により、包括的な停戦が成立しています。
イルナー通信によりますと、ロシアのシリア停戦監視センターは先週木曜、声明を発表し、テロリストは8日土曜、14回にわたりシリアでの停戦に違反したと表明しました。
先週金曜、アメリカの戦艦2隻が地中海からシリア中部ホムスにある空軍基地に向かって59発の巡航ミサイルを発射しました。
この空軍基地は、テロ組織ISISやヌスラ戦線と戦う上で、地域でもっとも重要な拠点の1つとされています。
アメリカの攻撃と同時に、ISISも、シリア軍に対する攻撃を開始しましたが、シリア軍の抵抗により敗北しました。
シリアでは、アメリカとサウジアラビア、そしてこれらの国に同盟するトルコなどの国の支援を受けたテロリストが、シリアのアサド政権の打倒を目的に大規模な攻撃を開始したことから、2011年以来危機が始まっています。
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