サウジ東部アワーミヤのシーア派住民が、政府軍により弾圧
8月 16, 2017 19:39 Asia/Tokyo
サウジアラビア東部アワーミヤ地区で、政府軍によりシーア派住民が依然として弾圧されています。
イスナー通信によりますと、SNS上で、サウジアラビア政府軍の攻撃によりアワーミヤのある地区が完全に破壊された様子を写した衛星写真が公開されています。
サウフアラビア軍は、アワーミヤ中心部の旧市街を標的にしていると思われ、これまでに少なくともこの攻撃で15人の住民が死亡しています。
多数の証拠から、サウジアラビア軍は民間人に装甲車などの重機を用い、アワーミヤ地区のシーア派教徒を弾圧していることが分かっています。
サウジアラビア政府による、ショッピングセンターの建設を口実としたアワーミヤ地区の破壊は、文化遺産の破壊を懸念するこの地域住民の反対に直面しています。
これ以前にも、国連特別報告者が、アワーミヤ地区の文化遺産の破壊に関する国連の懸念を表明しました。
サウジアラビア政府は、地元民を強制的に他の地区に移住させることにより、同国東部のシーア派教徒の居住区の人口構造を変化させようとしています。
サウジアラビア東部では、2011年から富の不平等な分配に抗議する、反政府運動が展開されています。
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