トルコ大統領が、アメリカ大統領との電話会談で、地域のテロ組織への支援停止を要請
1月 25, 2018 21:06 Asia/Tokyo
トルコのエルドアン大統領が、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、トランプ大統領に対し、地域のテロ組織への支援と彼らの武装化をやめるべきだと語りました。
イルナー通信によりますと、トルコ大統領府の声明では、「この電話会談の最大の焦点は、シリア・アフリンでのトルコ軍の作戦とシリアに関する問題だった」とされています。
エルドアン大統領はこの中で、アメリカに対し、テロとの戦いの枠組みの中で、シリアのクルド人勢力・民主連合党(PYD)やクルド人民防衛隊(YPG)などのテロ組織に対する、武器の支援をを打ち切るよう求めました。
また、トルコのアフリンにおける作戦は国際法規に沿ったもので、国連安保理や国連憲章第51条に基づく合法的な防衛の権利であり、テロとの戦いのためものだとしました。
トルコは、オリーブの枝作戦と呼ばれるこの作戦の目的は、トルコと地域の国境における安全と安定の強化、アフリンにおけるISISやPYDの掃討だと主張していますが、シリア政府は、トルコ軍のアフリンでの作戦を圧政的な侵略と見なし、それを非難しました。
シリア外務省は国連に対し、トルコのこの行動を非難すると共に、アフリンでのトルコ軍の作戦を停止させるため、必要な措置を講じるよう求めました。