国際人権団体、「サウジアラビアでの人権活動家の死刑は残虐な行為」
(last modified Wed, 22 Aug 2018 10:19:20 GMT )
8月 22, 2018 19:19 Asia/Tokyo
  • サラ・リー・ウィットソン中東局長
    サラ・リー・ウィットソン中東局長

国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、サウジアラビア政府による人権活動家の死刑に向けた動きは残虐な行為だとし、これを停止するよう求めました。

ロイター通信によりますと、ヒューマン・ライツ・ウォッチのサラ・リー・ウィットソン中東局長は22日水曜、「死刑という行為はいずれも、ぞっとするものである。だが、民間の活動家の死刑や、彼らに対する暴力の行使はきわめて残虐な行為だ」と語りました。

この報告によりますと、サウジアラビアの検察は5人の人権活動家に死刑を求刑したということです。

サウジアラビアでは、ムハンマド皇太子が就任してからのこの1年間に、国家の治安を乱したなどの様々な理由により、政治活動家やビジネスマン、王族、イスラム法学者など数十人が拘束されています。

サウジアラビア政府によるこうした行動は、世界各国をはじめ、国際的な人権機関に反対されています。