シリア・イドリブでの化学兵器攻撃に関する偽装映像9本が作成
9月 14, 2018 16:21 Asia/Tokyo
ロシア政府が、ホワイトヘルメットと呼ばれるシリア反体制派グループのメンバーが、アメリカと地域のアラブ諸国のメディアとともに、シリア北西部イドリブ州の化学兵器攻撃を偽装する9本の短い映像を撮影したことを明らかにしました。
イルナー通信が13日木曜伝えたところによりますと、ロシア国防省のシリア紛争和平センターは、この映像の数本は、作成の注文を行った人物の承認を得て、国連や化学兵器禁止機関に送られる予定であり、またいくつかのテレビチャンネルやインターネット上で公開される予定だとしました。
この報告によりますと、この偽装映像の中では、22人の子供が両親とともに、そして難民キャンプから誘拐された孤児の集団が参加しており、ある一団は負傷者を、別の一団は化学兵器攻撃による死者の役割を演じているということです。
さらに、テロ組織ヌスラ戦線も、シリア軍が化学兵器攻撃を使ったことを世論に納得させる目的で、塩素ガスを使用した化学兵器攻撃を行おうとしていると述べています。
シリア政府は、2週間前、声明を発し、テロリストとその西側とアラブ諸国の支援者による、イドリブで化学兵器攻撃を偽装する計画について、繰り返しの警告を発しています。
西側諸国は繰り返し、シリア政府が化学兵器攻撃を行ったと主張し、シリア軍のテロとの戦いにおける拠点を攻撃しています。
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