イラン革命防衛隊司令官の暗殺
イラク政府が、米大使にイラクからの外国軍撤収の必要性を通告
既に辞任を表明しているイラクのアブドルマハディ首相が、同国駐在のMatthew Tueller(マシュー・トゥーラー)大使と会談し、外国軍のイラク撤退の必要性を通告しました。
ファールス通信によりますと、アブドルマハディ首相はこの会談で、イラク議会で最近可決された決議案に基づき、同国駐留のアメリカ軍の撤収に向けた共同での措置を講じる必要性を強調しました。
イラク議会は5日日曜、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官と、イラクの民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス司令官が、先日イラクでアメリカの空爆により殉教したことを受け、イラクからのアメリカ軍の撤収・追放決議案を可決しました。
イラク議員らは、この国会会議の開始に当たって「アメリカに死を」、「シオニスト政権イスラエルに死を」のスローガンを叫びました。
イランイのソレイマーニー司令官が3日金曜未明、アブーマハディ・アルムハンディス副司令官および8名の同行者らとともに、イラク・バグダッド空港付近で米軍の空爆を受け殉教しました。
ソレイマーニー司令官は、イラク政府の招聘により同国を訪問していました。
アメリカ国防総省の発表によりますと、今回の空爆は同国のトランプ大統領の直接の命令により実施されたということです。
多くの国や国際機関、団体がアメリカのこのテロ行為を非難しています。
故ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官は、西アジア地域におけるISISをはじめとしたテロ組織やタクフィール派組織との戦いにおいて大きな功績を上げた人物です。
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