「世界ゴッツの日」とは?
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イスラムの断食月ラマザーン月の最後の金曜日は、世界ゴッツの日とされています。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
May 06, 2021 17:04 Asia/Tokyo
  • 世界ゴッツの日
    世界ゴッツの日

イスラムの断食月ラマザーン月の最後の金曜日は、世界ゴッツの日とされています。

「世界ゴッツの日」は1979年8月、イランイスラム革命の創始者ホメイニー師によって、人権擁護を主張する西側政府が聖地のパレスチナ人に対して行う歴史的な圧政を非難し、これに関して世界のイスラム教徒に団結を呼びかける日として、イスラム教徒の断食月であるラマザーン月の最後の金曜日は、「世界ゴッツの日」に制定されました。

ホメイニー師によるこの措置は、西側政府や、サダト大統領、ヨルダン国王のフセイン1世など、妥協的なアラブ諸国の要人の支援を受け、自らに合法性を与えるシオニスト政権の陰謀を失敗に終わらせるとともに、世界各国のイスラム教徒の国民から歓迎されています。

世界のイスラム教徒はこの日、パレスチナを支持する中で行進や集会などのさまざまな行事を行います。世界ゴッツの日は、パレスチナの解放とイスラム教徒の団結にとって重要な日とされていることから、年を追うごとに盛大に行われています。

世界中のイスラム教徒は、世界ゴッツの日の宣言から42年が経過する中で、毎年、盛大に街頭に出て、シオニスト政権の占領からベイトルモガッダスを解放する理想を再生・維持しています。

シオニスト政権イスラエルによる占領からのパレスチナ解放は、1960年代にホメイニー師の運動が始まった時から、その基本的なスローガンや理想のひとつでした。ホメイニー師はパレスチナにおけるシオニスト政権の樹立を悪魔の行為だとして、シオニスト政権をガン細胞だと呼び、何としてでもこれを排除しなければならないとしました。

パレスチナ被占領地では、世界ゴッツの日が近づくと、アクサーモスクに行こうとするパレスチナ人に対する厳格な警戒態勢が敷かれます。過去においては、パレスチナでは世界ゴッツの日に複数の流血事件が発生し、この中で、シオニスト政権軍により、多くのパレスチナ人が殉教、または負傷しています。しかし、その後、パレスチナ被占領地では、世界ゴッツの日の運動が、盛大に行われています。

世界ゴッツの日にはイランでも最大規模の運動が行われますが、これは世界ゴッツの日の理想が現在も存続していることを示しています。イランはパレスチナの人々に対する政治的、精神的なものなど、宗派を問わない多面的な支援を惜しみなく行っています。

シオニスト政権とその西側の支持者の政策は、イスラム教徒の国に危機を作り出し、その危機に手を焼かせることで、パレスチナ問題をイスラム世界の問題から追いやり、この中でシオニスト政権に合法性を持たせようとするものです。

パレスチナを守ることは、今や抑圧された人々を守る中での、国際社会の義務です。パレスチナの歴史的経験は、シオニスト政権に対する強い抵抗や忍耐が実を結ぶことを示しているのです。

 

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