イエメンの自軍停戦発表に乗じサウジが攻撃、民間人6人負傷
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イエメン救国政府が自軍の停戦を発表したにもかかわらず、サウジアラビア主導アラブ連合軍はイエメン攻撃を行い、民間人6人が負傷しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
3月 27, 2022 18:39 Asia/Tokyo

イエメン救国政府が自軍の停戦を発表したにもかかわらず、サウジアラビア主導アラブ連合軍はイエメン攻撃を行い、民間人6人が負傷しました。

イエメンのアルマスィーラ・テレビによりますと、侵略者たるアラブ連合軍が行った27日日曜未明の空爆では、紅海上の島にある医療センターが標的となり、子ども3人を含む民間人6人が負傷したほか、周辺の住宅も被害を受けました。

アラブ連合軍の戦闘機はさらに、サヌア県内の地域を3回にわたり攻撃しました。

この一方、イエメン首都サヌアおよびサアダ県の人々は、イエメン戦争開始日に合わせたパレードを盛大に行い、イエメンへの攻撃や封鎖を止めさせるために侵略者らに対して自国軍が行う作戦の継続を支持しました。

国際通信イランプレスによりますと、アルマシャート議長は26日土曜夜、自軍を国内外全ての戦線において3日間停戦させると発表し、「もしサウジが全ての軍をイエメンの領土・領海から撤退させて封鎖・侵攻を止めるならば、イエメン政府には恒久的停戦の用意がある」と説明しました。

サウジアラビアは2015年3月、一部のアラブ諸国と連合軍を結成し、アメリカの支援およびゴーサインとともにイエメンへの軍事侵攻を開始しました。

複数の国際機関の報告によりますと、この戦争の直接的な影響によりこれまでに1万7000人以上が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに450万人が難民化しています。一方で、イエメン国内のインフラ全体の85%以上がこの戦争で完全に破壊された、もしくは被害を受けています。加えて、イエメンに対する全面封鎖も、甚大な人的被害を引き起こしており、この影響で10万人以上が病死、餓死しているほか、数万人のイエメン人が今現在、致命的な疾病に罹患しているものの、封鎖が原因でイエメンに医薬品を送付する可能性は全くない状態となっています。

 


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