11月 12, 2022 21:07 Asia/Tokyo

エジプトのシャルムエルシェイクで開かれているCOP27・第27回気候変動枠組条約締約国会議でバイデン米大統領の演説中、化石燃料の使用に反対する複数の抗議者らが騒ぎを起こしました。

COP27は今月6日、世界各国の首脳が出席して始まり、同月18日まで続けられています。

フランス通信によりますと、11日金曜にバイデン大統領がCOP27で演説した際、複数の人物が、化石燃料に反対するプラカードを掲げようと試みました。

そのうちの1人は、演説会場から退場させられる前に「石炭の補償はまやかしの解決策だ」と叫びました。

この人物は、アメリカが開発途上国での温室効果ガス排出量削減プロジェクトに投資する企業に、二酸化炭素排出を相殺分として許可する計画に抗議していました。

そして、「我々は、差し迫った気候崩壊に向かって進んでいる。(アメリカのこの計画に参加する実業家の)ベゾス氏が、我々を救うことはない」と述べていました。

バイデン大統領はこの演説で、トランプ前政権時代にパリ協定から離脱したことを世界の首脳陣に謝罪し、「地球温暖化との戦いに向けて、リーダーシップを取り戻す」と主張しました。

2015年12月に採択されたパリ協定では、地球の気温上昇を摂氏2度未満に抑え、21世紀末までに1.5度上昇のレベルを維持するための措置を講じることが世界の諸国に義務付けられましたが、その7年後の現在、平均気温はすでに1.1度も上昇しています。

 


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