ロシアが、ニジェールへの軍事介入に警告
(last modified Sun, 06 Aug 2023 10:47:18 GMT )
8月 06, 2023 19:47 Asia/Tokyo
  • ロシア外務省
    ロシア外務省

ロシア外務省が、ニジェールへのあらゆる軍事介入に対して警告しました。

ロシアのタス通信によりますと、同国外務省の特使でロシア・アフリカフォーラム事務局長のオレグ・オゼロフ氏は、「どのような形であれ、外国がニジェールに内政に軍事介入すれば、それは逆効果になる」と警告しました。

ECOWAS西アフリカ諸国経済共同体は先月30日、緊急会合においてニジェールでクーデターを起こした勢力に対し、6日日曜までに同国のバズム大統領を解放して復権させなければ「力の行使」も辞さないと警告していました。

ただ、軍事介入はニジェールのいわゆる「民主主義回復」に向けた最後の選択肢であるとも強調していました。

 

ニジェールでのクーデター

 

西アフリカのニジェールでは先月、大統領の警護に当たる軍の部隊がクーデターを起こし、バズム大統領を大統領府に監禁しました。

130万平方キロメートルの国土を持つ西アフリカ最大の国・ニジェールは、人口約2540万人の大多数がイスラム教徒です。

ニジェールはおよそ一世紀にわたりフランスの植民地支配を受けていましたが、1960年に独立を宣言しました。

ニジェールは世界で最も貧しい国の一つではあるものの、ウラン埋蔵量は世界最大級であり、同国で採掘されたウランは現在フランスで、その電力の75%となる原子力発電の燃料のうち35%を占めています。

 


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