2月 04, 2024 21:11 Asia/Tokyo

チリ中部のバルパライソで山火事が発生、住宅街などに燃え移り、少なくとも46人が死亡しました。

AFP通信によりますと、火事は現地時間3日に発生し、バルパライソ州当局は被災地に燃料など緊急支援物資を搬入するため、一部地区を対象に同日午後9時以降の外出を禁止しました。また、一部住民に退避勧告も発令しました。

これに先立ちトア内務・治安相は、同日正午時点で全国92カ所で火災を確認したと発表し、うち40カ所は鎮火したものの、29カ所では依然、消火活動が行われているということです。これまでに延焼面積は計4万3000ヘクタールに及んでいます。

3日午後に被災地をヘリで視察したボリッチ大統領は、今回の山火事を「大惨事」だとし、「犠牲者数はさらに増えるだろう」と述べ、同国中・南部を対象に非常事態宣言を発令しました。

チリでは空気が乾燥していることに加え、気温が40度にまで上昇しており、火の手が広がりやすい状態となっています。

 


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