ロシア大統領報道官、「プーチン氏は英新首相に祝意伝えない」
7月 06, 2024 18:38 Asia/Tokyo
ロシアのペスコフ大統領報道官は、イギリスがロシアに対し非友好的な姿勢を続けているとしながら、「プーチン大統領はおそらく新英首相に祝意を伝えないだろう」と述べました。
イギリスは、ウクライナ戦争が始まった当初よりこれに大きく関与してきましたが、この戦争はそもそも、ロシアの安全保障上の懸念を西側が無視し、NATO北大西洋条約機構軍の力をロシア国境付近まで拡大させたことによって起きたものでした。
パールストゥデイによりますと、反ロシアの立場を取るイギリスは、ウクライナに武器や軍事装備を供与する一方でロシアへ制裁を課し、緊張と対立を増大させてきました。同国がこれまでに制裁対象としたのは、ロシアの政府機関800以上および個人1100人以上におよんでいます。
ペスコフ報道官はこれに関連し、イギリスの新たな首相が決まった後の記者会見において、「イギリスは我が国に対して非友好的な姿勢を取り続けている。そのため、プーチン大統領が英議会選挙での労働党の勝利について、新たな首相になることが決まった同党党首のスターマー氏に祝意を示す可能性は低いだろう」と述べました。
一方、プーチン大統領がスターマー氏の勝利を歓迎するかという質疑に対しては、「すべては、新英首相がどのようなイニシアチブをとるかにかかっている。もっとも、彼が平和的で創造性のあるイニシアチブを示す可能性はほぼないと思われるが」と説明しました。
イギリスでは、4日木曜に行われた議会選挙で労働党が定数650のうち400議席超を獲得して過半数となったことで、現スナク首相の退陣が決まりました。
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