レバノンでの米・イスラエルの戦争にノー:シオニストの好戦主義に抗議する米国市民
米ニューヨークでの国連総会の開催と時を同じくして、アメリカ市民が反戦デモを行い、シオニスト政権イスラエルによるレバノン攻撃の即時停止を要求しました。
【ParsToday国際】米国内の複数都市で24日、市民らがデモを開催し、自国政府の対イスラエル軍事支援に反対を表明しました。西アジア地域で新たな戦争が勃発する危険性が高まっている現在、米による全面的な対イスラエル支援の継続に対する抗議活動が行われています。
全米反戦連合(ANSWER:Act Now to Stop War & End Racism/戦争を止めレイシズムを終わらせるために今こそ行動を)によると、ニューヨークでの抗議活動参加者らは「今すぐレバノンを離れよ」「米とイスラエルのレバノン戦争にノー」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げて、イスラエルによるレバノン攻撃の終結を求めました。
デモ参加者らはまた、ニューヨークでの国連総会に言及し、「バイデン、ハリス、トランプ、ビビ(ネタニヤフ・イスラエル首相)は我々の街では歓迎されていない。西アジアを放棄し、パレスチナを解放せよ」と訴えました。
また、米首都ワシントンのホワイトハウス近くでも別の抗議集会が開催され、これに参加した抗議者らが、イスラエルによるレバノン攻撃の停止を要求しました。
ANSWERはイスラエルの犯罪を非難する声明の中で、「イスラエルによるレバノン攻撃及び、パレスチナ・ガザで現在進行中の封鎖と大量虐殺は、米国製の大量の爆弾、ミサイル、戦闘機によって可能になった」と表明しました。
同団体の発表によりますと、24日にはサンフランシスコ、シアトル、サンアントニオ、フェニックスなどの米国内の他の都市でもデモが行われました。
ガザでの戦争が勃発して以来、米国では戦争反対を訴えようと多くのデモ参加者が街頭に繰り出す様子が見られます。
2023年10月7日以来、シオニストが牛耳るイスラエルは西側諸国の全面的な支援を受けて、ガザ地区とヨルダン川西岸で、防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対し新たな大量虐殺を開始しました。
最新の報告によりますと、イスラエル軍のガザ攻撃によりこれまでに4万1000人以上のパレスチナ人が殉教した他、9万5000人以上が負傷しました。
イスラエルによるレバノン攻撃では、子供50人を含む560人以上が死亡、1800人が負傷しています。
イスラエル政権は、イギリス植民地主義者の計画及び、さまざまな国からパレスチナの地に移住してきたユダヤ人移民を通じて1917年に設立され、その存在は1948年に宣言されました。それ以来、パレスチナ人を虐殺してその全土を占領するため、さまざまな大量殺戮計画が実行されてきました。
イランを筆頭とする多くの国は、イスラエルという植民地主義政権の解体および、ユダヤ人の元の国への帰還を真剣に支持しています。