ロシア:「ウクライナは意図的に子供とその親を狙う」/ウクライナ:「ロシアはNATOとの戦争に向け準備」
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官
ドイツが、ウクライナ向け新防空システム提供を目的とした協議の開催を発表しました。
ドイツ政府報道官は、ウクライナ向け新防空システム供与交渉が進行中であると発表しました。
【ParsToday国際】イルナー通信によりますと、ドイツのシュテファン・コルネリウス政府報道官は「わが国の対ウクライナ支援の主軸は防空である」とし、ウクライナに新たな防空システム供与するための協議が進行中であることを強調しています。コルネリウス報道官はまた、ドイツがこれまでウクライナに多くの防空システムを供与してきたことを指摘し、「これらのシステムには、IRIS-T SLM防空システムなどのドイツ製システムや、米国製のパトリオットシステムなどの外国製システムが含まれる」と述べました。
ウクライナ;「ロシアがNATOとの戦争に向け準備中」
ウクライナの情報機関関係者は、ロシアが2030年までにNATO北大西洋条約機構との戦争に備えてミサイルを準備していると主張しました。ウクライナ軍情報機関は、ロシアの今年の兵器生産に関する統計を発表しており、同機関によれば、ロシアはミサイル開発のさらなる強化に注力する見込みとされています。ウクライナはまた「ロシアで数十機の新型戦闘機と数百両の戦車も製造されている」と発表しました。
ロシア:「ウクライナ、子供とその親を意図的に狙う」
ウクライナ軍は今月7日、ドネツク州ガリバー(Gulliver)公園内の子供用遊び場を無人機で攻撃しました。多くの民間人がその場に居合わせた中でのこの攻撃の結果、子供1人を含む6人が負傷しています。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は8日月曜、「ウクライナはドネツク州ガリバー公園の遊び場への攻撃により、子供とその親を意図的に狙っており、ロシアはこのテロ攻撃に対処する権利を留保している」と述べました。さらに「今回の攻撃によって、ウクライナは平和的解決プロセスをかく乱し、緊張を高める意図を示したことになる」としています。
ロシア、ウクライナへの攻撃を継続
ウクライナ・エネルギー省は8日、同国首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)にある火力発電所がロシアに攻撃されたと発表しました。ドナルド・トランプ米大統領は、今月7日にロシアがキーウにあるウクライナ内閣庁舎を攻撃したことを受けて、同国の現状とロシアによる攻撃継続に不満を表明しています。
米大統領特使:「ロシアの攻撃でウクライナ戦争が制御不能になる可能性」
一方、アメリカ大統領ウクライナ担当特使であるキース・ケロッグ氏は、ロシアによるキーウのウクライナ内閣庁舎への最近の攻撃に言及し、これを戦争の危険なエスカレーションだとしました。ケロッグ特使は声明において「あらゆる戦争の危険因子は、そのエスカレーションである」とし、「ロシアは、ウクライナ内閣庁舎への過去最大規模の攻撃と打撃によって緊張を高めている模様である」と語っています。