書籍『パレスチナ住民投票』は、パレスチナ問題に対する根本的かつ包括的、そして実践的な解決策を提示
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イラク首都バグダッドで開催中の書籍見本市で、パレスチナ問題解決案に対するイラン・イスラム革命最高指導者・ハーメネイー師の見解をまとめた書籍「パレスチナ住民投票」の公開式典および、「人類の良心におけるパレスチナ」会議が開催されました。
(last modified 2025-09-16T09:35:07+00:00 )
9月 16, 2025 18:26 Asia/Tokyo
  • イラク・バグダッド書籍見本市で『パレスチナ住民投票』が公開
    イラク・バグダッド書籍見本市で『パレスチナ住民投票』が公開

イラク首都バグダッドで開催中の書籍見本市で、パレスチナ問題解決案に対するイラン・イスラム革命最高指導者・ハーメネイー師の見解をまとめた書籍「パレスチナ住民投票」の公開式典および、「人類の良心におけるパレスチナ」会議が開催されました。

バグダッド書籍見本市の責任者の1人、アブドゥルワハブ・アル=ラーズィ博士は、パレスチナ問題解決案に関するハーメネイー師の見解をまとめた書籍「パレスチナ住民投票」の除幕式で、「この会議の枠組みの中で、ハーメネイー師のような偉大な科学的、知的、そして人道にそった人物に関する著作の公開式典が開催されることは、我々にとって幸甚である」と語っています。

【ParsTodayイラン国際】アル=ラーズィ博士はさらに「私個人にとっても、バグダッド書籍見本市の組織委員会にとっても、このようなイベントがこの見本市と重なったことは誠に喜ばしい」と述べました。

バグダッド書籍見本市で行われた、イラン最高指導者の著作「パレスチナ住民投票」の除幕・公開式典

さらに、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのイラク駐在事務所にてアラブ・イスラム関係の責任者を務めるムハンマド・アル・ハフィ氏もこの式典で次のように述べています;

「ここで、1979年のイラン・イスラム革命の創始者ルーホッラー・ホメイニー師が1978年、革命勝利前に外国人ジャーナリストとのインタビューでとった立場について言及したい。同師は『我々は世界のあらゆる場所の被抑圧民を擁護する。パレスチナ人はイスラエルによって抑圧されてきた。だからこそ我々は彼らを支持する』と述べている」

ムハンマド・アル・ハフィ氏はさらに「『パレスチナ住民投票』という著作は、ハーメネイー師の思想が、抑圧されていたホメイニー師への支持という思想の延長であることを物語っている」とコメントしました。

バグダッド書籍見本市での「パレスチナ住民投票」の除幕式の様子

イランのイスラム学専門大学であるアル・モスタファ国際大学のセイェド・ジャーセム・アル・ジャザーイェリ教授もこの式典で次のように述べました;

「パレスチナ問題は常にイスラム世界の最前線にあった。現在この問題、すなわちパレスチナ問題は、ハーメネイー師率いるイラン・イスラム革命の重要な基軸となっている。歴史を振り返ると、イランは長年にわたりパレスチナへの支援によってあらゆる圧力に直面してきたが、パレスチナへの支援を止めたことはなかった」

また、バグダッドにあるアル・ムスタンシリヤ大学法学部長、マレク・ムネスィ・アル・フセイニ博士も、著書『パレスチナ住民投票』とハーメネイー師の見解について、次のように述べています;

「本書やイラン最高指導者の見解として述べられていることは、土地の一部の譲渡による権利回復を意味するものではなく、あくまでも健全で民主的なプロセス、すなわち国連の保証の下、ユダヤ人、キリスト教徒、アラブ人など、パレスチナ人のあらゆる階層の参加による住民投票の実施というプロセスに基づいている。この計画は、国際人権侵害に深く苦しんできた国民に対するシオニスト政権イスラエルの侵略を阻止するための、合法的かつ首尾一貫した解決策である」

最後に、イスラム革命研究所の国際部担当副所長でハーメネイー師事務所代表を兼任するモハンマド・アフギャリ博士が演説を行い、次のように述べました;

「パレスチナ問題は、我々の外交政策における単なる一項目ではなく、イスラム革命が勃興した当初から築き上げてきた根本的な礎石であり、揺るぎない信念である。イスラム革命の指導者らは、パレスチナ被抑圧民の支援というプロジェクトの確立において、極めて重要な役割を果たしてきた。彼らの発言と立場は、この理念の実現の道筋において決定的な影響を与えてきた」

イスラム革命研究所のモハンマド・アフギャリ―国際部担当副所長

アフギャリ―副所長はまた、『パレスチナ住民投票』という著作について次のように語っています;

「本書は二つの主要な軸、すなわち抵抗の軸と住民投票の軸に分かれている。第一の軸において、ハーメネイー師は、パレスチナ問題の唯一の解決策がイスラエル政権とその占領による抑圧への抵抗であるという明白な真実を強調し、抑圧を受け入れることに基づくあらゆる妥協と交渉の道を拒否している。その理由は、過去の経験が示しているように、これらの道は幻想に過ぎず、全く成果につながらないことにある」

また次のように続けています;

「第二の軸として、ハーメネイー師は文明的かつ人道的な視点を提示し、この地の先住民、あらゆる宗教と部族の参加による国民投票の実施という民主的な解決策を提案している。アパルトヘイト体制の崩壊と、その地元民の抵抗による歴史的な勝利をもたらした南アフリカの国民投票の経験は、この解決策の可能性と実現の可能性を明確に証明している」

そして最後に、アフギャリ―氏は次のように結びました;

「パレスチナ国民の抵抗、そして何物にも隷属しない世界の自由なる人々の支持による相乗効果は、神のご意志のもと、必ずや望ましい成果をもたらすと確信している。したがって、イスラム共同体の学者、思想家、政治家、そしてエリート層による抵抗の思想の拡大と「パレスチナ住民投票」プロジェクトへの支持が、約束された日の夜明けを早めることを切に願ってやまない」

なお、この式典の最後に、講演者らは殉教者アハメド・アル・ムハンナ氏の父親、負傷したガザの退役軍人の一人であるイスマハン・ジュマ氏とともに、イラン最高指導者の著作『パレスチナ住民投票』を除幕しました。

バグダッド書籍見本市でのハーメネイー師の著作「パレスチナ住民投票」の除幕・公開式典

 

 


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