THAAD配備は中国と韓国の経済関係に影響

北朝鮮の脅威に対抗するために必須とされているアメリカのミサイルシステムTHAADの韓国配備は、中国と韓国の経済関係にマイナスの影響を及ぼしています。

イルナー通信によりますと、こうした中、一部の中国の企業や機関が韓国との経済関係を次第に縮小し、この国の経済計画への参入を控えていると報じられています。

最新の例では、中国東部の沿岸都市・青島が来月開催される韓国の食品フェスティバルに参加しないと表明しました。

チャイナ・オルグのサイトは、「このフェスティバルからこの沿岸都市が脱退したことで、今後このフェスティバルに中国の数十の機関や企業が参加しなくなることが予想される」としました。

中国の王外務大臣も、韓国のユンビョンセ外務大臣と26日火曜、ラオスで開催されたASEAN 東南アジア諸国連合の会議の傍らで会談し、彼に対して、THAAD配備は両国の関係を損なうだろうと警告しました。

日本のニュースチャンネルは、「中国の人々は、南シナ海でのアメリカとの対立の拡大を受け、マクドナルドやケンタッキーといったアメリカのファストフードチェーン店のボイコットを求めた」と伝えました。こうした中、アメリカと韓国は、中国とロシアの反対を無視し、「このシステムが2017年末までに配備されるよう努力する」と述べています。