韓国で、ＴＨＡＡＤ配備に抗議するデモ

韓国で、アメリカの迎撃ミサイルシステムＴＨＡＡＤの韓国配備に関する両国政府の決定に抗議し、再度、1000人がデモを行いました。

イルナー通信によりますと、ソウルの中心部で、5日水曜、1000人がプラカードを手に、ＴＨＡＡＤの配備に反対を表明しました。

デモ参加者はまた、反政府のスローガンを叫び、ＴＨＡＡＤ配備の完全な中止を求めました。

韓国の人々は、これまで何度も、大規模なデモや集会を開き、ＴＨＡＡＤの配備によって、近隣諸国との緊張が高まったり、北朝鮮の軍事攻撃の可能性が拡大したりすることに懸念を示しています。

この報告によりますと、韓国政府は先ごろ、声明の中で、ＴＨＡＡＤの当初の配備予定地の住民の大規模な抗議デモを受け、配備場所をソンジュのゴルフ場に変更することを明らかにしました。

アメリカと韓国は、今年7月、2017年末までに、北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するため、ＴＨＡＡＤを韓国に配備すると発表しました。