国連安保理が、ミャンマーのイスラム教徒の状況に関する緊急会合を開催
9月 26, 2017 19:57 Asia/Tokyo
-
ロヒンギャ族のイスラム教徒
国連安保理が、28日木曜、ミャンマーのイスラム教徒の状況を検討するため、緊急会合を開催します。
先月25日から、ミャンマー西部ラカイン州では、イスラム教徒に対する政府軍と過激派仏教徒による新たな暴力が開始されています。
この攻撃で、これまでに6000人以上が死亡したほか、8000人が負傷し、さらに数十万人のロヒンギャ族のイスラム教徒が住む家を離れて隣国のバングラデシュに避難しています。

こうした暴力を止めさせるための、国際社会によるミャンマー政府への働きかけは、これまで成果を挙げていません。
世界の多くの国や国際機関、そしてヒューマンライツウォッチやアムネスティ・インターナショナルを初めとする人権機関は最近、何度もイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍の犯罪を非難し、イスラム教徒の強制移住を、民族浄化だとしています。
国連のグテーレス事務総長に対しては、次回の緊急会合でミャンマーでの問題に関して報告を提出することが求められています。
タグ