ロシア外相、「米はシリアの油田に神経を集中」
11月 03, 2019 19:37 Asia/Tokyo
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ロシアのラブロフ外相
ロシアのラブロフ外相が、アメリカはテロ組織ISISとの戦いには注目することなく、シリアの油田に気をとられている、としました。
ラブロフ外相は2日土曜、ロシアの24チャンネルのインタビューで、「アメリカは、シリアの石油を違法に同国外に密輸している」とし、「アメリカは、シリアの石油売却によりできた収入で、シリア国内にいるアメリカに忠実な武装組織を支援しようとしている」と述べています。
また、「アメリカは、シリア政府が同国の油田を使用できないよう工作している」としました。
ロシア外務省のザハロワ報道官も2日、「アメリカは違法にシリア北東部の油田から、毎月3000万ドル以上に相当する原油を採掘している」と語っています。
これに先立ち、シリアの石油の密輸におけるテロ組織ISISとアメリカ軍の協力に関する報告が発表されています。
アメリカは、テロ組織との戦いを口実に、シリア政府の許可なく違法にシリアに駐留しています。
アメリカのトランプ大統領も自認しているとおり、アメリカはISISをはじめとするテロ組織形成の主な主要因とされています。
正式な報告によれば、アメリカはこれまでにシリアに潜伏するテロ組織に数十億ドル相当の兵器を提供しています。
シリアの政府関係者は、同国でのアメリカの行動が占領行為に等しいとしています。
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