英独仏3カ国が、イランに対し「引き金メカニズム」の行使を示唆
-
英独仏の国旗
英独仏ヨーロッパ3カ国が、不遜な内容の声明を発表し、核合意内に定められている「引き金メカニズム(対立解消メカニズム)」という条項の実施を示唆しました。
引き金メカニズムとは、核合意内に定められている条項の1つで、これが実施された場合には、イランに対する国連の制裁を再発動する可能性があります。
イルナー通信によりますと、英独仏は30日土曜夜、声明を発表してイランとの円滑な金融取引に向けた「貿易取引支援機関・INSTEX」へのベルギー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、オランダの加入を歓迎すると共に、対立解消のために「引き金メカニズム」を行使する用意があると表明しました。
英独仏はまた、このメカニズムの行使および対イラン制裁の再発動を示唆する一方、これまで核合意内に定められた自らの責務のいずれも履行していません。
英独仏の欧州3カ国は、アメリカが昨年5月8日に核合意から違法に離脱した後、イランの経済的な利益の確保によりこの合意を存続させると約束していました。
しかし、これらの国は口頭上、また政治的にはアメリカの行動に対抗しているものの、これまでこの合意の存続に向けて約束した内容をいずれも実行できていません。
イランは今年5月8日、アメリカの核合意離脱から満1年が経過し、またこれによる経済面での影響の緩和という、ヨーロッパの提案策が功を奏していないことを確認した上で、この合意の第36項と26項に基づき、自らの責務の一部の履行を停止しました。
イランは、これまで4段階に渡り核合意内の自らの責務を縮小しています。
イランは、核合意の相手側がこの合意内の責務を履行すれば、イラン側としても責務縮小プロセスを停止すると表明しています。
核合意の第36項と26項には、この合意の相手側がその責務を履行しない場合には、イランがその責務の一部または全部の履行を停止できる旨が定められています。
INSTEXは、アメリカの核合意離脱後にヨーロッパ諸国がイランとの協議においてその実施を約束した事柄の1つですが、これはまだ実施されていません。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj