WHO、「アフリカでのマラリアによる死者は、新型コロナより多い」
4月 28, 2020 15:33 Asia/Tokyo
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アフリカでのマラリア
WHO世界保健機関が、アフリカではマラリアによる死者が新型コロナウイルスによる死者より多く、同地域において1日あたり平均1100人がこの病気により亡くなっていることを発表しました。
アフリカ関連のニュースサイト「AllAfrica」によりますと、WHOは報告とともに、「新型コロナウイルスとの闘いは昨今、命に係わる問題となっているが、これによりアフリカにおけるマラリア対策の継続が阻害されてはならない」と警告しました。
また、「遠くない昔、アフリカで年間100万4000人以上がマラリアにより命を落としていたが、現在の状況は、この20年に得られた進歩と対策措置のおかげで大きく改善されている。この努力を忘れずに、怠ることなく続けなくてはならない」と指摘しました。
そして、「マラリア対策におけるこれらの努力と成果にもかかわらず、この病はいまだアフリカで新型コロナウイルス以上の犠牲者を出している。そのため、このウイルス対策のための全面的措置により、マラリア対策の措置と努力が阻害されるべきではない」と続けました。
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