ボルトン氏 核合意離脱決定時のトランプ氏を揶揄
6月 24, 2020 19:41 Asia/Tokyo
元アメリカ大統領補佐官(国家安全保障担当)のジョン・ボルトン氏が、トランプ米大統領を一貫性がなく移り気だとし、「アメリカの核合意離脱は、トランプ氏が最大の喜びを感じた瞬間だった」と語りました。
ボルトン氏は24日水曜、米フォックスニュースのインタビューで、「自分は、トランプ大統領の一貫性がなく優柔不断な行動に嫌気が差し、大統領補佐官を辞任した」と述べました。
また、「トランプ大統領のこうした行動により、米国が治安維持をはかり、また防衛することは困難となった」と指摘しました。
さらに、「トランプ政権発足後、最初の1年2ヶ月間の対イラン政策は、オバマ前政権時代のものとさほど変わらなかった」と語りました。
そして、「トランプ氏は対イラン強硬策を足蹴にした」とし、「トランプ氏は、(ボルトン氏の)任期中の最後まで新合意を追求し、イランの政府関係者との面談を望んでいた」と述べました。
トランプ氏にとって不利な内容を暴露するボルトン氏の回顧録が出版され、ボルトン氏と米政府関係者との亀裂が深まっています。
トランプ大統領は、ボルトン氏を批判したツイートの中で、「ボルトン氏は下層階級からも落ちこぼれた諂い(へつらい)者で、極秘の機密情報の暴露・悪用により懲役刑となり資産を没収されるべきだ」と罵倒しています。
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