6月 01, 2021 05:44 Asia/Tokyo

エジプトのスエズ運河庁が、先に同運河で座礁事故を起こした大型コンテナの船主である愛媛県の企業・正栄汽船に対し、約600億円余りの損害賠償を請求しました。

スエズ運河庁は当初、当初9億1600万ドル(約1000億円)の賠償を請求していましたが、30日日曜に記者会見し、この金額を日本円で約600億円余りに減額しています。

スエズ運河庁によりますと、座礁したコンテナ船の離礁作業に600人以上が従事したとしています。

この金額には、作業船が沈没して死亡した作業員1人への補償金が含まれているということです。

スエズ運河庁は、この請求金額を妥当なものだとしています。

また、「このコンテナ船の船主である正栄汽船は、賠償金として1億5千万ドル(約160億円)のみを提案した」と表明しました。

エジプト当局は、船主側と良好な関係を維持したく、交渉は継続するつもりだが、自らの権利は放棄しないとしています。

裁判所の判決によりますと、エジプトのスエズ運河で座礁したコンテナ船「エバーギブン」は、賠償金が支払われるまではエジプトに留め置かれるということです。

 

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