英軍内の女性に対するセクハラの驚愕的な側面が明るみに
英ケンブリッジ大学を構成するカレッジの1つ、キングス・カレッジ・ロンドンによる研究調査の結果、イギリス軍内で女性が身体・精神面の問題に長期間さいなまれていることが判明しました。
イギリスの雑誌Military Healthの報告によりますと、イギリス軍所属の女性およそ1万6500人に対する嫌がらせの最も多くの事例は、より若い女性や将校、特に戦闘部隊の後方支援を担当する女性の間で報告されています。
この報告ではまた、英軍内の女性兵士750人のうち22.5%がセクハラ・性的嫌がらせを、また5.1%が性的暴行を受けた答えているほか、22.7%が好意の強要、恋愛感情の押し付けを、さらに3.3%が殴打・暴行を受けたと答えたとされています。
また、軍隊でのセクハラや性的暴行などから、英軍女性兵士は、軍隊でのセクハラや性的暴行などからアルコール摂取に走りそこから問題が起きたり、好意強要によるストレスや鬱病、孤独感にさいなまれています。
これらの一連の研究調査は、キングスカレッジおよび慈善団体Combat Stressが行ったものです。
今回の報告ではさらに、英軍内の女性兵士は例え上級将校であっても、少数派であるがゆえにこうした問題の犠牲者となっており、こうした嫌がらせには同等階級者、さらにはより階級の低い者が関与していることが判明しています。
そして今回の報告は、上官などに被害を申告した場合の結果への恐れから、英軍内の女性兵士の一部はいじめや嫌がらせ、暴行などを受けても届け出ることなく、そのまま他者からのいじめに耐え続けており、それによりイギリス軍女性に対するいじめや虐待虐待が広範囲にわたっている側面が明るみに出ないまま続く可能性があることを強調しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj