世界におけるワクチン分配の不平等
11月 20, 2021 18:02 Asia/Tokyo
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コロナワクチン
WHO・世界保健機関は声明を発表し、世界における新型コロナウイルスのワクチン分配の不公正・不平等について激しい調子で警告を発しました。
イルナー通信によりますと、WHOはワクチンを豊富に有している富裕国に対して、3回目の接種を行うかわりに低所得国へワクチンを配分するよう再度求めました。
こうした中、FDA・アメリカ食品医薬品局は、コロナワクチンの3回目の接種を、今月25日の感謝祭やクリスマスといった休暇を前に、コロナワクチンの3回目接種対象をすべての成人に拡大すると発表しました。
これに先立ち国連のグテーレス事務総長は、アフリカの市民で2回の接種を終えた人はわずか5パーセントに過ぎず、これは世界的な恥辱であるとしています。
コロナワクチンの3回目接種は、米バイデン政権が筆頭に掲げた目標のひとつでした。しかし、FDAの一部顧問らは9月、この目標に反対し、3回目接種は感染リスクの高い人に限って許可されると表明しました。
一方、バイデン氏の側近やホワイトハウス高官らは、3回目接種承認のための長引く行政手続きに懸念を表明し、この遅れが年末の休暇前にコロナ対策を万全にすることを不可能にすると考えています。
アメリカではこれまでに、市民のうち1億9500万人が2回のワクチン接種を終え、3000万人が3回目接種を受けています。
アメリカは累計感染数者4840万人、累計死者数78万9000人で、ともに世界最多を記録しています。
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