豪州市民が、ペル枢機卿の葬儀で少年虐待への嫌悪を表明
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オーストラリア市民が2日木曜、同国最高位のカトリック聖職者ジョージ・ペル枢機卿の葬儀において、「恥を知れ」という掛け声で、同枢機卿のモラル面での腐敗に抗議しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 02, 2023 20:06 Asia/Tokyo
  • 豪州市民が、ペル枢機卿の葬儀で少年虐待への嫌悪を表明
    豪州市民が、ペル枢機卿の葬儀で少年虐待への嫌悪を表明

オーストラリア市民が2日木曜、同国最高位のカトリック聖職者ジョージ・ペル枢機卿の葬儀において、「恥を知れ」という掛け声で、同枢機卿のモラル面での腐敗に抗議しました。

フランス通信によりますと、先月イタリア・ローマにて81歳で死去したペル枢機卿は、「ペルは地獄で焼かれろ」と書かれたプラカードを掲げた市民らの抗議の罵声を浴びながら、オーストラリア・シドニー市内の教会墓地に、厳重な警戒態勢の中で埋葬されました。

この報道によりますと、抗議者らはこのカトリック枢機卿が、教会で高い地位にありながら、逸脱したカトリック聖職者を支持しているとして非難しています。

ペル枢機卿は、未成年者への性的虐待で2018 年に裁判所で一度有罪判決を受けたものの、2020年に最高裁で無罪となりました。ペル枢機卿は児童性的虐待で投獄された時、カトリックの聖職者の中で最高位の人物でした。

社会問題の専門家の多くは、モラル退廃の元凶は、教皇の座であり、カトリック教会の中心である聖ペテロが考案した、人間の本能的で自然な欲求に反する一連の制限にあると考えています。

カトリック教会は、司祭や修道女のある集団でさえ、神と預言者イーサー(イエス・キリスト)に仕えることに専念すべきであるという見解を支持し、彼らに結婚を禁じ、違反者には真剣かつ懲罰的な方法で対処し、司祭や修道女を辞めるかもしくは離婚を強制しています。

批評家は、こうした根本原則のない異端により、カトリック学校での性的虐待の拡大に加えて、これらの教会の使用人の間で道徳的腐敗が日々広まっている、と考えています。

 


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