フィリピン北部でM6.3の地震、マニラで鉄道運行停止
6月 15, 2023 15:22 Asia/Tokyo
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地震
フィリピン北部で、マグニチュード(M)6.3の地震が発生し、首都マニラでは鉄道が運行を一部停止しました。
フィリピン火山地質学研究所の発表では、現地時間の15日木曜午前10時19分に同国ルソン島南部のバタンガス州沖でM6.3の地震が発生しました。
この地震による揺れは、マニラ首都圏でも確認されています。
ロイター通信がフィリピン当局の発表として報じたところによりますと、この地震による死傷者や大きな被害は報告されていません。
また当局は、地震の規模を当初M6.2としていましたが、6.3に修正しました。さらに、フィリピン運輸省は「マニラ市内の3つの高架鉄道が地震の影響で運行を停止した」と発表しました。
フィリピン政府高官は同国の大手テレビ局GMAのニュース番組で、「鉄道と空港は運転を見合わせている。地震による大きな影響は今のところ報告されていない」と述べました。
この地震は、マルコス・フィリピン大統領がマニラのホテルで開催された国際貿易フォーラムに出席し、その後、記者団と話している際に発生したものです。
またこのとき、ロイター通信記者は「天井の照明が揺れているのが見えた」としました。
なお、フィリピンでは昨年7月にもルソン島北部を震源とするM7.0の地震が発生し、死者が出たほか、住宅の倒壊や地すべりなどの被害が報告されています。
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