10月 03, 2023 20:15 Asia/Tokyo
  • アフガニスタン・タリバン政権のムッタキ外相
    アフガニスタン・タリバン政権のムッタキ外相

アフガニスタン・タリバン政権のムッタキ外相は、同政権が国内での米軍基地設置には反対であることを改めて強調しました。

アメリカは2021年、テロとの戦いを口実にアフガニスタンを20年間占領し続けた末、タリバンが同国の政権を掌握しようとする中、突然同国から軍を撤退させました。

現在アフガニスタンは経済・政治が混乱していますが、多くの識者はこの状況について、アメリカの占領および無計画な撤退が原因になったとしています。

タリバン政権は、アフガニスタンでの権力掌握後、同国での外国軍駐留について、一貫して反対しています。

イランのYJCヤング・ジャーナリスト・クラブが2日月曜、報じたところによりますと、ムッタキ外相は英BBCとのインタビューにおいて、同政権が米軍基地の設置には反対であると改めて述べ、「いかなる国とも、アフガニスタン国内への基地設置に関して話し合っていない」としました。

また、2020年にアメリカとタリバンの間で結ばれたドーハ合意について、一部情報筋がアフガニスタンに米軍基地を7か所設置する内容が含まれていたと報じていることをめぐり、「米軍基地設置はドーハ合意にない」と強調しました。

そして、アフガニスタン国内での米軍駐留に関しタリバン政権が取る立場を説明し、「我々がそのような基地の設置に同意するなら、一体何のために20年も(米国と)戦争を続けていたというのか?」と反論しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ