イランと上海協力機構の貿易量が4割増加
イランとSCO上海協力機構加盟国の貿易量が、イラン暦の今年10カ月(2023年3月21日~2024年1月20日)の間に重量で41%、金額で5.5%増加しました。
イラン商鉱工業会議所・貿易振興委員会のラティーフィー報道官は、イランとSCOの加盟国およびオブザーバー間の非石油製品の貿易取引について、直近10カ月間で、重量にして6431万1000トン、金額にして371億3847万3000ドルの商品がイランとSCO加盟11カ国の間で取引されたとし、昨年比で重量は40.7%、金額では5.5%の増加となったと明らかにしました。
ラティーフィー氏はこの中で、同期間のイランのSCO加盟国に対する非石油輸出は重量で5450万トン、金額で180億ドルで昨年比1%の増加であったとしました。
また、イランの総輸出量のうち重量で48.2%、金額で44.4%がSCO加盟国に対するものであったということです。
一方、SCO加盟国からイランへの輸入については、同期間中重量で970万トン、金額で191億6900万トンで、それぞれ昨年比17.9%、10.5%の増加でした。
さらに、イランの総輸入量のうち重量で29.7%、金額で35.2%相当分がSCO加盟国からのものでした。
ラティーフィー氏によると、輸出相手国の内訳とその金額は、中国が115億ドル、インドが18億ドル、パキスタンが17億ドル、アフガニスタンが15億ドル、ロシアが7億6040万ドル、ウズベキスタンが2億7200万ドル、タジキスタンが2億1000万ドル、カザフスタンが1億6350万ドル、キルギスが6330万ドル、ベラルーシが1710万ドル、モンゴルが33万ドルでした。
同様に輸入相手国は、中国が152億ドル、インドが16億ドル、ロシアが15億ドル、パキスタンが5億2700万ドル、ウズベキスタンが9940万ドル、タジキスタンが6070万ドル、カザフスタンが5630万ドル、ベラルーシが4960万ドル、アフガニスタンが3280万ドル、モンゴルが1940万ドル、キルギスが510万ドルだったということです。