細胞治療分野における世界でのイランの地位向上/2年以内にインスリン自給自足へ
8月 12, 2025 16:11 Asia/Tokyo
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イランバイオテクノロジー・保健・医療技術本部のモスタファ・ガーネイー部長
イランのバイオテクノロジー、保健・医療技術本部のガーネイー部長が、細胞治療分野の世界ランキングにおけるイランの順位が向上したと発表しました。
イランは近年、西側諸国による制裁下にありながらも、他の分野と同様に医療においても大きな成果を挙げてきました。
【ParsTodayイラン】タスニーム通信によりますと、ガーネイー部長は「イランは昨年までは市場において1つの細胞治療製品しか有しておらず、世界ランキングでも12位だったが、今年はこの分野で5つの製品を生産し、8位にまで順位を上げた」と語っています。
また「我々は外貨依存度の低減と国家経済の強化を目指し、インスリンと血漿の国内生産という2つの重要なプロジェクトを真剣に推進している。インフラと国内生産ラインが完成すれば、今後2年以内にこれらの製品の輸入が不要になると見込んでいる」と述べました。
さらに「我が国は近い将来、ES幹細胞の分野で世界のトップ5カ国に入ることを目指している」としています。
そして自国独自の技術開発の重要性を強調し、イランのバイオ医薬品分野での地位について「現在、わが国はこの分野に関して地域レベルでは無敵であり、アジアでは第5位である」と語りました。
ガーネイー部長によれば、イランは最も厳しい制裁を受けながらも生物学的製剤の不足に直面しておらず、これはこの分野におけるイランの国内生産能力の高さを明確に示しているということです。
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