イラン原子力庁、「イランの重水余剰分が、オマーンに移送」
11月 21, 2016 17:34 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官が、イランが生産する重水の余剰分は国外に移送されたとしました。
キャマールヴァンディー報道官は、20日日曜、イスナー通信のインタビューで、重水の売却をめぐる複数の外国系企業とイランの協議は進展しているとし、「これまでに、イランの生産した重水の余剰分の一部は備蓄のためにオマーンに送られ、さらに一部はこれを必要とする国々への輸出のためオマーンに移送される予定だ」と述べました。
キャマールヴァンディー報道官はまた、イランの余剰の重水のオマーンへの移送は、取引のためであり、外国の取引相手との間で行われている協議に注目して、余剰分となる重水は、それに合わせた形でオマーンに送られる」と語りました。
イランは、これまでに、アメリカに42トン、ロシアに39トンの重水を売却しています。
イランと6ヶ国の核合意により、イランは定められた重水備蓄枠を上回る余剰分を、他国に売却することが可能です。
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