イラン南部アルメニア系キリスト教徒の指導者、米大統領の反イラン的な表明を非難
(last modified Thu, 23 Aug 2018 09:53:31 GMT )
8月 23, 2018 18:53 Asia/Tokyo
  • スィバン・カシジヤン師
    スィバン・カシジヤン師

イラン南部や中部イスファハーンのアルメニア系キリスト教徒の指導者スィバン・カシジヤン師が、声明の中で、核合意からの離脱や対イラン制裁の再発動といった、アメリカのトランプ大統領の最近の行動を非難しました。

イルナー通信によりますと、カシジヤン大司教は23日木曜、声明を発表し、「国際的な合意である核合意からの離脱や対イラン制裁の再発動によって、イラン国民の断固たる意志や抵抗する精神を弱体化させ、揺るがすことはできない」と述べました。

また、アメリカ政府のイランに対する行動は、人間の最も基本的な権利を蹂躙するだけでなく、過激なナショナリズムを広めることになる」としました。

さらに、「人道やキリスト教の原則に基づき、各国の政府、ならびに正義や公正を求める人々に対し、我々はアメリカの政府高官の政策や行動を非難し、人道的、国際的な価値観、平和、相互尊重、団結に基づいて、トランプ大統領などアメリカの政府高官に、公正的な解決策の模索に向けた協力を促すよう求める」としています。