イラン国会議長がトルコ訪問を取りやめ
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シリア領内でのトルコの軍事作戦を受け、イランのラーリージャーニー国会議長がトルコ・イスタンブールへの訪問を取りやめとしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 10, 2019 18:11 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー議長
    ラーリージャーニー議長

シリア領内でのトルコの軍事作戦を受け、イランのラーリージャーニー国会議長がトルコ・イスタンブールへの訪問を取りやめとしました。

IRIB通信が10日木曜、報じたところによりますと、ラーリージャーニー議長はトルコ国会議長の招きにより、イスタンブールを訪問する予定でしたが、シリアでのトルコ軍の軍事作戦開始を受け、この訪問を見送っています。

エルドアン大統領

トルコのエルドアン大統領は9日水曜、正式にシリア北部に対する軍事攻撃の命令を発しました。

トルコは、この攻撃の目的として少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」(YPG)および、クルド労働者党(PKK)、テロ組織ISISへの攻撃を挙げています。

一部の情報筋によれば、これらの衝突でこれまでに15人が死亡、40人以上が負傷したということです。

イラン外務省はこれに先立って声明を発表し、「トルコ軍のシリア領への越境は、大規模な人的、物的な被害につながると思われることから、イランは今後予想されるあらゆる軍事作戦に反対する」と表明しました。

こうした中、イランのローハーニー大統領は9日、「トルコ政府は、自国の南部国境に関して懸念しているが、こうした懸念を解消する上で正しい方法を選択すべきだ」と語りました。

 

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