イランとアメリカ
在ウィーン国際機関のイラン代表が遺憾表明 米国による国際機関への拠出金停止等で
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ガリーブアーバーディー代表
在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表は、米国による一方的な制裁、国際機関への拠出金の支払いの一時停止、および新型コロナウイルスとの闘いにおいて受けた壊滅的な影響について、強い遺憾の意を表明しました。
イルナー通信によりますと、ガリーブアーバーディー代表は、UNIDO国連工業開発機関の会合で演説し、国際社会に対し、より包括的で持続可能、かつ柔軟な経済回復を達成するために努力していくよう求めました。
ガリーブアーバーディー代表は、独立国に対する一方的な経済制裁、国際機関への拠出金の支払いの一時停止、これに類するあらゆる決定・工作や立場の表明は、新型コロナウイルスの感染拡大とその大きな影響と闘っている国家、地域、国際社会の能力を損なう結果を招くとして遺憾の意を表明しました。また、「この種の行動は人類と世界全体に悪影響を及ぼす。非難されるべきだ」と呼びかけました。
国際条約や機関からの離脱を繰り返しているトランプ米大統領は、先月、WHO世界保健機関が中国に対し独立した行動をとっていなかったと非難すると同時に、米国がWHO加盟を取り消すとも発言しました。
トランプ大統領はまた、、WHOの事務局長に宛てた書簡の中でも、米国は同機関への拠出金を完全に停止するかもしれない、として脅しています。
最新の統計によりますと、これまでに全世界で774万2069人が新型コロナウイルスに感染しており、そのうち42万8362人が死亡しています。
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