イラン外相、「追加議定書の実施中止に関する国会法案が施行」
2月 24, 2021 03:25 Asia/Tokyo
ザリーフ・イラン外相が、「追加議定書の実施を中止する国会法案が23日火曜朝、施行された」と語りました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は23日、追加議定書の実施中止に関するイラン国会の議決案の実施に関して、「IAEA国際原子力機関に対しては、本日朝よりこれに関する国会法案が実施される旨を正式に通告済みだった」と述べています。
また、グロッシIAEA事務局長のテヘラン訪問に関しても、「我々は合意に達している。その骨子は、わが国の核計画から収録されるテープは今後は保管され、IAEAに提出されない。もっとも、セーフガード規定・保障措置は今後も継続される」としました。
さらに、「保障措置はイランの責務であり、最近の国会決議は政府が保障措置以上に協力することを許可していない」と語っています。
そして、「ヨーロッパ側は自らの主張に反し、核合意内の責務を履行しなかった」とし、「ヨーロッパは核合意に署名したが、すべてのヨーロッパ企業はイランから撤退し、ヨーロッパ政府は自国企業を支援せず、自らの約束に違反した」と述べました。
最後に、核合意検討合同会議にアメリカをゲスト参加させることに関する欧州相手国の提案に関して、「アメリカが核合意のメンバー国でないことから、我々は同国との正式な会合を持つことはない」と結びました。
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