「イランは常にテロ対策において揺ぎ無い」
(last modified Thu, 12 May 2016 10:03:46 GMT )
May 12, 2016 19:03 Asia/Tokyo
  • 「イランは常にテロ対策において揺ぎ無い」

イランのデフガーニー国連次席大使が、「イランは常にテロ対策において揺ぎ無い」と語りました。

デフガーニー次席大使は、11日水曜、「テロリズムの下図とイデオロギー」と題する安保理の会合で、「現在、暴力的な過激派は、中東や世界の多くの国で最も深刻な安全保障の問題である」と語りました。

また、「現在、過激派、憎悪、暴力にまみれたイデオロギーは、イスラム世界やその他の世界の若者の心や頭に暴力を植え付けており、国際社会は何よりも、このイデオロギーとその支持者に対抗しなければならない」と語りました。

さらに、「アルカイダやタリバンはここ数十年で力と財源を使用することで、この愚かな思想を広めた彼らの最初の成果だ。そしてヌスラ戦線やISISは彼らの最も新しい産物だ」としました。

デフガーニー次席大使は、「ISIS、過激派思想、それに属するグループの起源を明らかにするために、イラクの最近の情勢に注目すべきだ。とくに外国の軍事介入の後、この国は過激派の成長と拡大の源となった。それはシリア危機が様々な国や機関、個人の介入により、過激派を拡大させる雰囲気を作ったのと同じである」と述べました。

また、「過激派とテロの拡大の要因に、その後方支援を行った存在としてシオニスト政権イスラエル、貧困、腐敗、独裁政権の存在といった要素も加えなければならない」と語りました。

さらに、「イスラム恐怖症と、イエメン攻撃のように、過激派やテロリストを連帯させるあらゆる行動に対抗すべきだ。イランは、過激派との戦いに向けた最初の歩みは、文化やイデオロギーの分野でとられなければならないと考えている」と語りました。

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