イラン外相、「外国介入に対するロシアの懸念を理解する」
2月 15, 2022 19:18 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、ロシアのラブロフ外相との電話会談において、外国介入に対するロシアの見解や懸念に理解を示し、平和的な方法および外交を通じた建設的なやり取りでの現状打開を望むとしました。
イルナー通信が14日月曜、報じたところによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はラブロフ外相との電話会談で、ウクライナ危機に関して、平和的な方法および二国間での外交的なアプローチを通じた建設的なやり取りで現状を打開してほしいとしました。
続けて、ウクライナには学生を含めて5000人以上のイラン人が滞在していることに触れ、「イランはこの地域の動向を緊張をもって見守っている」と述べました。
一方で、開催が予定されている、イラン、ロシア、トルコ、アルメニア、ジョージア、アゼルバイジャンが参加しての南コーカサスを議題とした第2回3+3会議を、この地域の諸国やその国民の利益のための地域協力深化に向けた意見統一や相乗効果に利用できる良い機会だとしました。
ラブロフ外相もこの会談で、二国関係の状況や、オーストリア・ウィーン協議などの考慮すべき地域的・国際的に共通する関心問題の一部について、意見交換を行いました。
また、ウィーン協議におけるイランの建設的なアプローチや発案に感謝し、それぞれの関係方面の間で、合意書本文や提案の精査および合意成立のために意見交換や話し合いが続けられる必要性を強調しました。
そして、第2回3+3会議の議長国としてイランの参加を歓迎し、同会議がこれまで以上に地域各国の利益や平和、そして地域の安定・安定継続につながることを願うとしました。
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