4月 26, 2022 16:13 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンチー・イラン国連大使

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、「大きな悪影響を及ぼす大惨事を回避すべく、パレスチナの聖地にあるアクサーモスクの法的・歴史的状況は国際法により守られる必要がある」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は25日月曜、パレスチナの最新情勢を検討する国連安保理会合において、パレスチナ人に対するシオニスト政権イスラエルの残虐行為に安保理が全く対処していない現実を批判し、「安保理がこのような残虐行為について無反応で沈黙している限り、パレスチナ人の権利は現実のものにならないだろう」と述べています。

また、「安保理が現在のような立場を取り続けることは、イスラエル政権が益々のさばり、ぬけぬけとパレスチナ被抑圧民に対する占領と犯罪を続行させるだけである」と語りました。

さらに、「パレスチナ人に対するシオニスト政権の犯罪については完全に証拠が挙がっており、否定できない。それらは国際法の下では戦争犯罪と見なされるもので、そのような犯罪の加害者はこれ以上の遅滞なく、法の裁きに委ねられるべきだ」としています。

そして、「安保理は世界の平和と安全を維持するという、国連憲章に基づく義務を果たして、あらゆる法的手段を通じてイスラエルに責任を問う必要がある」と語りました。

続けて、占領下のパレスチナ自治区における最近のイスラエルの犯罪に言及し、「イスラエルの人種差別政策とパレスチナ人に対する残忍な犯罪の続行により、占領下にあるパレスチナの状況は悪化している」としました。

ほかにも、地域におけるイスラエル政権の情勢不安扇動行為に触れ、「シリアの国家主権と領土保全を侵害し、地域の他の国々に対する武力行使で公然と脅迫することで、イスラエル政権は地域において情勢不安を煽る醜悪な活動を続けている。これは地域の平和と安全に対する真の脅威である」と語っています。

最後に、「パレスチナ紛争は、イスラエルによる占領が終結し、パレスチナ人の不可侵の権利が完全に承認・擁護され、その結果として最終的に被占領地に対するパレスチナ人の主権が回復した場合にのみ、解決されうる」と結んでいます。

 


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