宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が公開、賛否分かれたファンの反応
宮崎駿の10年ぶりとなる新作長編アニメーション映画『君たちはどう生きるか』が、今月14日より全国の映画館で公開されています。
一切情報が明かされず、日本のアニメーション界を代表する宮崎駿監督が手掛けるスタジオジブリ最新作であるこの作品は、その内容が宮崎駿監督の新境地とも言うべき挑戦的な作風だったことから、ファンの反応は真っぷたつに分かれています。
そもそも同作は公開の瞬間まで、ストーリーやキャストなどの情報が一切明かされておらず、公開されていたのは、「鳥」のような生き物が描かれた1枚のポスタービジュアルと、「冒険活劇ファンタジー」という漠然としたジャンル名だけでした。
またタイトルは吉野源三郎氏による同名小説から拝借されていますが、小説と映画の内容はほとんど関係ありません。テレビCMや新聞広告すら出ていないため、観客たちは期待と不安を膨らませたまま劇場に足を運んだと見られます。
しかしそこで多くの観客は、予想外の衝撃を受けることになりました。これまで宮崎監督が手掛けてきたのは、大人から子供まで楽しめるエンタメ作品ばかりでしたが、『君たちはどう生きるか』では賛否両論が巻き起こっています。
SNS上の反応を確認してみると、まず肯定的なものとして、「ジブリの集大成。過去の作品を観ている人ほど楽しめます」「ナウシカ以降の作品主人公達に共通するメッセージがより濃く出ている124分。その点では集大成なのかな」「宮崎駿監督のこれまでの作品の集大成でありながら全く新しい作品でした」といった声が目立っています。
なお、本作はドルビーシネマ・ドルビーアトモス、およびジブリ作品では初となるIMAXでも上映されます。