大坂なおみの全仏OP棄権にライバルや元選手らが反応、大半は支持・同情も、「残念」の声も
(last modified Tue, 01 Jun 2021 09:24:21 GMT )
6月 01, 2021 18:24 Asia/Tokyo
  • 大坂なおみ
    大坂なおみ

全仏オープンテニス期間中の記者会見を拒否していた大坂なおみが31日、3年ほど前から「長期のうつ」に苦しんでいることを明かし、出場していた女子シングルスの棄権を表明したことについて、フランス通信がテニス界を揺るがせた大坂の発表に対する他選手らの反応をまとめました。

フランス通信が1日火曜、まとめた内容は以下のとおりです。

■元世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス(米国);

「とにかく、なおみの心情を察するだけ。どのような状態か分かるから、彼女を抱きしめてあげたい気持ち」

 

■四大大会(グランドスラム)女子シングルスで優勝18回のマルチナ・ナブラチロワ氏

「なおみのことは本当に悲しい。彼女が元気になるように心から願っている。アスリートとして、私たちは自分たちの体をケアするように教えられるが、精神面や感情面は軽視されているかもしれない。これは記者会見をする・しない以上の問題。幸運を祈っている、なおみ。みんなあなたを応援している」

 

■フランステニス協会のジル・モレットン会長

「大坂なおみの棄権は残念で悲しい」

 

■10代の新星コリ・ガウフ選手(米国);

「(ハートの絵文字を添えて)くじけないで。あなたの繊細なところも大好き」

 

■全仏オープン第4シードのソフィア・ケニン選手(米国);

「彼女の決断と行動を尊重する。うまくコメントできないけれど、誰もが自分自身の問題を抱えていると感じる」

 

米プロバスケットボール(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフェン・カリー選手

「君がこのような決断をすべき必要なんて一切なかった。だけど、権力側が守ってくれないときに、こうして正々堂々と振る舞うことには本当に感服するし、心からリスペクトしている」

 

■グランドスラム通算2勝のビクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ);

「真実の価値、正直さ、思いやり、そして他人への気遣いを諭すことは、現代における高い壁だ」

 

■元男子テニスのトップ10選手、マーディー・フィッシュ氏

「心の健康は批判されるものではなく、冗談にはならない。精神衛生の問題を真剣に取り上げよう。自分も支援を受けていなければ、今ごろここにはいられなかったと確信している。大坂なおみ、私は君の味方だ」

 

■NBA、ニューオーリンズ・ペリカンズのスタン・バンガンディヘッドコーチ(HC);

「テニス界の責任者たちへ、単純に聞きたい。大坂なおみが大会に出場して記者会見に応じないのと、彼女が全くプレーしないのとでは、競技にとってどちらが良いだろうか?」

 

 

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