林外相、「対ロ関係発展を通して平和条約の締結実現を」
11月 11, 2021 18:37 Asia/Tokyo
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日露関係
10日に発足した第2次岸田内閣で外務大臣に就任した林芳正元文部科学大臣が、日露関係の発展を引き続き重視する姿勢を示すとともに、現状の合意を土台として平和条約の締結実現を目指すことを明らかにしました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、林外相は就任後の演説で、ロシアとの政治的、経済的、文化的交流において互恵関係の醸成を指針とするほか、現状の合意を土台として平和条約の締結実現に意欲を示しています。
また、政治、経済、文化の分野で露日両国にとって等しく有益な関係を築くことが重要との見方を示した上で、ロシアとの平和条約締結について言及した中では、この問題を次世代へ先延ばしにしてはならないと強調しました。
そして、ロシアとの対話を継続し、現状の合意(2018年にシンガポールで開催された日露首脳会談の合意内容を含む)を土台として領土問題の解決に向けて交渉する意欲を見せています。
なお、首相官邸のサイトによりますと、岸田首相は10日水曜に実施された総理記者会見にて、「中国やロシアとの関係では、主張すべきは主張し、毅然(きぜん)とした外交を進める」と述べており、対ロシア外交での岸田政権の今後の舵取りの行方が注目されます。
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