日韓外相会談で佐渡島の金山めぐり韓国が抗議、日本は「遺憾」
(last modified Sun, 13 Feb 2022 06:39:59 GMT )
2月 13, 2022 15:39 Asia/Tokyo
  • 日本の林外相とチョン・ウィヨン韓国外相
    日本の林外相とチョン・ウィヨン韓国外相

ハワイを訪問中の林外相がチョン・ウィヨン韓国外相と会談し、「佐渡島の金山」のユネスコ登録推薦をめぐるチョン外相の抗議について、「受け入れられず遺憾だ」としたうえで、今後韓国側とも誠実に議論を進める考えを伝えました。

NHKによりますと、日米韓の3か国の外相会談に出席するためハワイを訪問している林外務大臣は、日本時間の13日日曜午前、チョン・ウィヨン外相とおよそ40分間、会談しました。

この会談では、日本が「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録をユネスコに推薦したことをめぐり、チョン外相が、朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だとして改めて抗議しました。

これに対し林外相は、事実に基づかない韓国独自の主張は受け入れられず遺憾だとしたうえで、今後、韓国側とも誠実に議論を進める考えを伝えています。

そして両外相は、日韓関係を改善するために外交当局の間での協議を加速していくことで一致しました。

韓国外務省によりますと、今回の日韓外相会談で、チョン・ウィヨン外相は、日本政府が新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録をユネスコに推薦したことをめぐり強い遺憾の意を示し、抗議したということです。

また、日韓関係について「正しい歴史認識が未来志向の両国関係発展の根幹だ」と述べたうえで、太平洋戦争中の「徴用」や慰安婦をめぐる問題について韓国政府の立場を改めて説明し、被害者が受け入れられる解決策を模索するため、外交当局間の協議を加速させることを求めたとしています。

 


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