岸防衛相がウクライナ駐日大使と会談、「可能な限り支援行う」
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岸防衛相とウクライナのコルスンスキー駐日大使
岸防衛相が、ウクライナのコルスンスキー駐日大使と会談し、現地への支援策として防弾チョッキなど自衛隊が保有する物資を送ったことを説明し、引き続きできるかぎりの支援を行う考えを伝えました。
NHKによりますと、岸防衛相は9日水曜午前、防衛省でコルスンスキー駐日大使と会談した際、日本としてもウクライナの主権と領土の一体性を一貫して支持し、国際秩序の根幹を守るために各国と結束して、毅然と対応していく考えを重ねて示しています。
その上で、要請を踏まえてウクライナを支援するため8日夜、防弾チョッキとヘルメットを載せた自衛隊機を派遣したことを説明するとともに、引き続き日本としてできるかぎりの支援を行う考えを伝えました。
この件に関して、自衛隊法116条の3は、自衛隊の任務に支障がない範囲で装備品を他国に渡すことを認めています。
この方針に基づき今回、対象として防弾チョッキとヘルメットのほか、非常用食料や防寒服、テント、発電機、カメラ、衛生用品など殺傷能力がないものを想定しています。
これに対しコルスンスキー大使は「前例のない支援に対しウクライナ国民を代表して心からお礼を申し上げたい」と述べ、謝意を示しています。
また防衛省で岸防衛相と会談した後記者団に対し「さまざまな形でウクライナに対する支援が望ましい状態になっている」と述べ、国際社会からの支援を訴えました。
ロシアは先月24日より、ウクライナ東部から独立を宣言したドネツク共和国およびルガンスク共和国を支援するため、ウクライナでの特殊軍事作戦を開始しました。
ロシア政府は、「ウクライナでの自国の作戦」は開戦目的ではなく、あくまでも世界レベルでの戦争の阻止が目的であるとしています。
しかし、日本やヨーロッパ諸国、アメリカを初めとする世界の多くの国は、直ちにロシアのこの行動を対ウクライナ戦争だとして非難し、ロシアに対する経済制裁・外交的圧力の強化を開始しました。
ロシアはこれに先立ち、何度も西側諸国に対し、ウクライナ東部のロシア系住民に対するウクライナ軍の攻撃や人権侵害が配慮されていないことに関して警告しています。

