日本が外国人観光客の受け入れ再開、松野官房長官「地域経済活性化に期待」
6月 09, 2022 17:59 Asia/Tokyo
日本が外国人観光客を再開することについて、松野博一官房長官が「地域経済の活性化につながることを期待している」と語りました。
ロイター通信が9日木曜、東京から報じたところによりますと、これについて松野博一官房長官は同日午前の記者会見で、「コロナ前の2019年の訪日外国人旅行者数は3000万人を超え、旅行消費額は4.8兆円に上っていた。日本の経済活動にとって極めて重要な分野であり、地域の雇用維持にも貢献してきた」と述べています。
また、今後の旅行者数や経済効果について現時点で定量的に示すことはできないものの、「訪日旅行再開が地域経済の活性化につながることに期待をしている」と語りました。
日本の報道各社によりますと、日本政府は新型コロナウイルス対応の水際対策を緩め、明日10日金曜から2年2ヶ月ぶりに観光目的での外国人の入国を認め、添乗員が同行するパッケージツアーに限って外国人観光客の受け入れを再開します。
もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大を引き続き警戒し、感染防止のガイドラインや入国者数の上限を設けながらの慎重なスタートとなります。
なお、明日からの外国人観光客の受け入れ再開を前に、観光庁は旅行会社向けのガイドラインを7日月曜、公表しており、旅行会社がツアーの参加者に対して、マスクの着用をはじめ感染防止対策を徹底するよう、あらかじめ同意を得ることなどが盛り込まれています。
このガイドラインについて斉藤国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「内容を順守していただくことが、円滑な訪日観光の再開や、その後の受け入れ拡大につながる」と述べ、理解を求めました。
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