バーレーンの反体制派の人物2名に死刑宣告
3月 29, 2017 20:54 Asia/Tokyo
バーレーンの裁判所が、反体制派の抗議者2名に対して偽りの容疑をかけ、警官2名を殺害した罪で死刑を宣告しました。
IRIB通信によりますと、バーレーンの裁判所は29日水曜、不公正な死刑宣告を出し続ける中で、反体制派の抗議者2名に対して偽りの容疑をかけ、警官2名を殺害したとして死刑を宣告し、そのほか8名にも市民権剥奪の判決を出しました。
バーレーンの裁判所はまた、野党ウェファクのイスラム団体に属する高位聖職者ハサン・イーサー師に対し、警官2名の殺害に関与したとして、10年の禁固刑を言い渡しました。
バーレーン政府は人々の抗議をやめさせるため、多くの反政府系の活動家を逮捕し、偽りの容疑をかけ、死刑や長期間の禁固刑を求刑しています。
また、「湾岸の盾」として駐留しているサウジアラビア軍やアラブ首長国連邦の治安部隊の支援により、人々の抗議を弾圧しています。
バーレーンでは、人々の運動に対する弾圧が行われた2011年から、市民による大規模な抗議運動が行われており、市民は政治改革を要求しています。
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