シリア南西部ダルアーから、反体制勢力第一陣が撤退
8月 25, 2021 17:24 Asia/Tokyo
イギリスに拠点を置く人権NGO・シリア人権監視団(SOHR)が、シリア反体制派のうち第一陣が、ロシアの仲介で成立した停戦枠組みにもとづいて、同国南西部ダルアーから撤退したことを明らかにしました。
SOHRは、ダルアー県の反体制派組織の第一陣が撤退したと発表しました。
今回の撤退は、停戦の開始とともに発表され、ロシアの仲介により実現しました。
ダルアーではここ数週間、シリア政府軍と反体制派との間で戦闘が続いていました。
国連人道問題調整事務所の発表によると、直近の戦闘で、およそ3万6600人がダルアーとその周辺地域から避難したということです。
ロシアの仲介による停戦合意では、ダルアーからの撤退を望む勢力は自由にでき、また残留を希望する勢力は武器を引き渡さなければならないことになっています。
SOHRによれば、ダルアーでの戦闘は7月末ごろから始まり、過去3年間でもっとも激しい戦闘となりました。
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